14時の一回目はいつもの渡辺店長の商品紹介から始まり、渋谷慶太さんの演技となります。宝石シンブルからのミラーボールの増加そして海賊箱でした。このミラーボールの増加は元々シルバーボールと言って私もあこがれの現象です。さんざん練習しましたが一度も人前で演じませんでした。彼の演技を見て私もいつか克服するぞと思いました。お土産マジックはおしゃべりで行う色変わりのCDです。一個で行うヒッピティーホップラビットあるいはピエロの額縁のような演技で、子供受けするものです。前回のこんにちはボードもそうですが、渋谷さんは子供受けするトークマジックがやたらうまいと思います。
この回はコンテストがあり、4人の出場者がいました。カードマニピュレーションやダンケン、おしゃべりのメンタルマジックなどでしたが、優勝したのは前回に続き教え子のフローレンス亜紀さんでした。一人リンキングリングをやったことが良かったのかもしれませんし、慣れた手順なので落ち着いて見えたのでしょう。二連覇おめでとうございます。
イケメン風店長は安全ピンを使ったカード当ての演技と解説、ウソツクダーマスさんはカード当ての後、パドルの演技と解説を行っていました。
さてゲストの長谷さんは、音楽に乗せて登場しましたが、なんとマスク姿。すると目鼻立ちが何となく安倍首相に似ています。でもそれは何も関係ありませんでした…。空のプレゼントボックスからボトル(鍛高譚)の出現、そのボトルの口についている紙をちぎってコップ(ぐいのみ)の底の上に乗せ、それが玉子になり、それを割って見せるというオープニングでした。マスクを外しておしゃべりマジックです。南京錠の演技です。ワイングラスを使った現象で、私的には長谷さんのマジックの中で一番好きです。もう20年くらい見ていますが、もっとも長谷さんらしい雰囲気を感じさせてくれます。続いて砂時計。選んだカードを4つに破り、それが予言されているというもの。演技はここまででその後はレクチャー。ロープを使った蝶結びは基本ですが、それをおもちゃの蝶と結びつけたのが面白いと思いました。ダブパンは、およそ長谷さんのようなスタイルに合っていませんがとても良いアイディアでした。それからギミックを使わない縦じま横じまシルク、これは何度見ても不思議ですし、解説後も不思議でした。即席版としては傑作だと思います。それから引き出し箱と3本ロープ(プロフェッサーズナイトメア)のちょっとしたコツを説明していました。
休憩を1時間ほど取り、二回目は18時開始となりました。コンテスト以外は同じ進行です。ゲストコーナーが時間延長となるのでネタが増えました。演技ではお客から借りた2枚のお札のうち1枚が伸びるという現象が加わりました。レクチャーでは日本セイロのメンタルマジックへの応用が面白いと思いました。
次回Vol.76は10月に行うとのことです。ゲストは南海子、ユッキー、小林洋介となります。
前回のVol.74はDVD化され、絶賛発売中です。